「長い」と言えば校長先生の話、長いよね?

ピカソの本名も相当長い。

あとお爺ちゃんの耳毛もまあまあ長いよね。

しかし私が常日頃長いと感じているのは、医療用語である。

ネームや下描きの際、セリフを足したり削ったり直したりする時にこの長い医療用語が

入っていたりするとその都度書き直さねばならないので「あ″あ″ッ!!」ってなる。

例を書き出すと


・大動脈内バルーンパンピング

・経皮的心肺補助装置

経皮的動脈血酸素飽和度

播種性血管内凝固症候群

・全身性炎症反応症候群

などなど

更に「急性」「慢性」などの形容詞が付くことで

・急性広範性肺血栓塞栓症

・破裂性腹部大動脈瘤

など、こうしてキーボードで打っても一発変換されない上に

自分が読者なら途中で読むのを諦めるくらい長い。

ちなみにメールでよく医療用語を打つため、「石」を打つと予測変換は

「医師」が必ず頭に来るし、「志望」も「死亡」が出ていらいらする。



医療者は便宜上、英語の頭文字をとった略語を使っている。

播種性血管内凝固症候群ならば英語でDisseminated Intravascular CoagulationなのでDIC。

病名などは口頭で患者やその家族に伝えるのにこんなに長くては

伝わらない気がするがどうなのか。

以前、自分は不整脈が気になって病院で心電図やエコー、トレッドミルやホルタ―心電図などの

検査を受けた。

結果は「心室期外収縮」だったのだが、先生に病名を聞いても「しゅーしゅー」言って聞き取れず、

メモに書いてもらいようやく理解するという事があった。

代表的な誰も知っているような、手足口病とか虫垂炎(盲腸)とかは部位を示していて

とっても解りやすい。

そもそも新しい病名って誰が付けるのか調べてみたらどうやらそれぞれの学会が決めるらしい。


少し話はそれるが、以前取材でお世話になったドクターに現場で使われる医療用語は

何語が多いか聞いてみたことがあった。

昔はドイツ語、ラテン語が多かったが、英語が多いと思いきや今は日本語だと言う。



う~ん・・・念仏はまだもう少し続くと思うが、この医療用語、何度も書き直さずに

行かないものか・・・


それにしてもタイトルは短かったな・・・