こやすのうつぼの思う壺

今日一日の自己満足を綴るブログ

カテゴリ: 真田丸

『どうする家康』、少し前に築山殿が思想を語るようになって

自分の中に大分、これじゃない感が出てきたのだが、

今日の本能寺の変でいい加減女々しい家康に辟易としてきた。

お市の方の「あなたは兄にとってただ一人の友」って言葉に気持ちが

動いたというか流されたというか・・・

ちょっとシラケてきてしまった。

史実自体デフォルメされている部分はあるし、

口伝から妄想や想像もあると思うから

そこからはみ出しても全然いいと思うけど、

この時代にこんな事を言うのもなんだが、もう少し男らしく描いて欲しい。

いくら小心者でも描き方はもっとあるはずではないか?

何で見たか忘れたが、徳川家の子孫の方が

家康はどんな人柄だったと思うかというインタビューに

真田丸で内野聖陽が演じた家康が一番近いんじゃないかと話していて

とってもわかる気がした。

今日の大河、一番盛り上がる後半にかけては

皿洗いをしながらキッチンで見ていた。面白かったら椅子から立ったりしない。

これからもっと面白くなってくるとこだし

本当にどうにかしろよ家康。




うーん。

嵌らんなぁ。

キャストかなー?

大泉洋は好きな役者だけど頼朝なのかなぁ。

真田丸の時のように柔軟でそつなくこなす弟に評価が全部持っていかれる、

お兄ちゃんの役がハマっていたからな。

気持ちの空回りとか期待されてない苛立ちとか抱えてる役は絶妙な気がする。

清須会議の秀吉も泥臭くて映画の評価はともかくまあまあ良かった。

今回は何か整いすぎてる気がしてる。

それと小栗旬・・・片岡愛之助とか小池栄子のキャラ濃くて影薄い。

賀来賢人とかならよかったかも。


この間、Yahooで好きな大河は何ってアンケート結果が出てた。

1位は龍馬伝、2位が真田丸で異論はないけど

自分は三谷ファンだから順位は逆。だけど龍馬伝も好きで欠かさず見ていたし

なんなら土曜の再放送まで見れる時は見ていた。

新選組!も好きだったな。

けど最近は4話くらいで見るのやめちゃうことが多い。

鎌倉殿~はどうかなぁ・・・惰性で見るのだけは避けたいなぁ。




年末に真田丸の総集編が放送された。

原稿があって観ている余裕がなかったので録画。

いまだに日曜日の待ち遠しかったドラマの余韻がなかなか抜けずにいる。

正月と言えど原稿があるので、だらだらと進めつつおせちを食べ、新しい年を祝いつつ過ごす。

そんな中、新幹線立ち席覚悟で『真田の郷』に行ってきた。

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行きの指定席は余裕で購入できたがそれでも結構混んでいた。

3年前に金沢に旅行したが北陸新幹線は初めて、

東京から一時間二十分という速さで上田に着いた。

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自然豊かな場所にあった上田城址。

あまり何も下調べしないで行ったので、帰ってきてからいろいろ調べたのだが

上田城は平城で天守がなかったらしい。

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城もいろいろみたが、自分は松江城が好きだ。二番目は高知城。

上田の街は店の看板からのぼり、ポスターに至るまで六文銭で埋め尽くされていて、

期待したような城下の趣きは見られなかったが

真田丸でも描かれていた、自然豊かでのんびりとした

片田舎の土豪といわれた真田一族の息吹は感じとれた気がする。

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散々歩いた後、帰りの新幹線は納得済みの立ち席・・・

とても疲れた日帰り旅だった・・・










真田丸を観た。

昌幸の最後だった。

九度山で蟄居した晩年を面白く書けと言われても難しいとは思う。

11年を50分で描かれたためストーリーが駆け足で展開されて心に残らないものに

なってしまった感がある。

もっとも生きるか死ぬかの戦国の世に生きた一武将の死を視聴者に感動させようとは

あまり意図してないとは思うが

でもでも、やっぱり昌幸の軌跡を振り返って城や家族を守りながらの回想シーンを出して

丁寧に終わって欲しかったかなー

昌幸の死は絶対に泣くと思っていたのに泣けなかった。


秀頼の登場はまあまあよかった。




自分の作品でも舞台が救命救急センターなので死を描くことが多々ある。

どんな死がドラマチックか、よく悩む。

そもそも世の中にドラマチックな死なんてなかなかない。

戦死の様に何かを犠牲にするとかならまだしも

大概は、病院か自宅で突然死だったり完治することなく亡くなったりで

救命ボートに乗れない事を知り夫に抱かれながら死んでいくとか

ギャンブルに溺れたボクサーが再起をかけて試合して見事復帰したあと死んじゃうとか・・・

そんな感動的な話にはなかなかならない。

取材で医師に「心に残った患者はどんな患者でしたか?」と聞いてもこちらが望むような

ドラマのある話はほどんど伺えない。


作る側からすると泣かしてやろうと意図する。特に編集者はそこにこだわる。

大変なのは作家だ。特に救急での死は日常で、残された家族や死んでいく人間にドラマがなければ

感情移入できないし、ドラマなんかそうそう転がっているものではない。

監修の先生も仰っていたが、救急は事故や災害で意識が清明としない重症患者とかかわるため

その家の事情や家族の背景が否が応でも見えてくるそうだ。

患者を流れ作業で見ていくような他の診療科に比べると遥かに密接に感じる。



見ず知らずの人が死んで、その人は生前、人柄良くみんなに愛され偉業を成し

立派な人だったとしても

その人の為に涙は出ないのに「はじめてのおつかい」で涙する。

なんだかんだ第三者にまで響く死なんてやはり犠牲が無くては伝わらない気がする。

そう考えると人の葬儀で知らない人のために泣く、

泣き女って女優並みに演技力があるんじゃないか。



今日も心に刺さる語彙をう~んう~んと唸りながら命を削りながら考える。

血反吐を吐きながら原稿を書いて、描き終わった頃にペン軸がぼきっと折れ、絶命・・・


有りがちだしドラマチックじゃない・・・・・・




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三谷幸喜の作品が好きだ。

ドラマも映画も大体見てる。


第37話「信之」はみていて辛くなった。というか、最近は毎週辛い。

いくら願っても歴史は変わらないのに、

徳川幕府は二百年以上続いたのに何ともやりきれない気持ちになる。

以前大河の「新撰組!」でも堺雅人さんの演じる山南が
新撰組から脱走する際も

一緒に逃げていた遊女明里の無邪気さと一刻も早く逃げたい山南に

やきもきしながらやっぱりやりきれない気持ちになった。

そう言えば明里は鈴木砂羽さんだったな・・・以前相棒の打ち上げにお邪魔させて頂いた時

お目にかかった。やっぱ女優さんはきれいだ。


今回ドラマの中で信繁が、娘のすえにむけ「・・・遠い西の空から祈っているぞ」の

言葉は妙に納得して聞いた。いや遠いよほんと高野山・・・

南海線の車窓からしか見てないが一面緑に囲まれた九度山の駅は

赤い六文銭ののぼりやらポスターやらでとっても目立っていた。

ドラマの中で寧が話していた、慈尊院は金剛峯寺の広報の方も

散策にと勧められていた(行けなくてごめんなさい・・・)


今後、昌幸の死が近いのも、またやりきれない気持ちで

見ないとならないのか・・・辛い


あ、早くネームやらないと・・・・゜・(ノД`)・゜・





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